2016年12月31日土曜日

2016年の終わりと2017年の始まり





2016年は走り続けた年だった。


2−3年のうちに挑戦できたらいいかな、と思っていたようなポジションが気づいたら自分の手の中にあり、背伸びをしているような感覚で始めたライデンでのPhD。

背伸びをしながら、信頼して雇ってくれた上司や支えてくれた同僚の期待に応えられるように、と9ヶ月がむしゃらに走って研究をした。

そうしているうちに、周りの同僚からも少しづつ、認められているのがわかる。

一番感謝している指導教官(上司)から、「1年弱でこんなに発展したPhDは見た事がないし、その発展のプロセスに貢献できて幸せだ。この冬休みは、仕事をしないで、ゆっくり骨を休めなさい。」とあたたかいメールをもらい、今は一度、少しだけ立ち止まってみる時なのかなと思う。

また走り出すことのことを考えると立ち止まってしまうのは怖いけれど、今は娘というかけがえのない存在があって、自分の体も心も自分だけのものではないから、この3週間の休みは足と心を休める努力をしよう。

来年も、インドネシアでのフィールドワークがあったり、慌ただしく変化の多い年になる。 だからこそ、軸を決めて安定させられるところはさせたい。

2017年の目標

1)減らすこと。選択と集中。
たくさんのことを同時にしようとするのではなく、意識して選択して選んだものに集中する。しっかりした土壌作りをするには近道はないし、時間がかかるから、自分が選んだところを時間とエネルギーを費やして耕していきたい。それは研究もそうだけれど、人間関係も。

2)ぶれない。揺れない。
ぶれない軸をもつには、自分のことをもっと理解する必要がある。自分が好きなこと嫌いなこと、妥協できるところ受け入れられないところ、ほしいもの要らないもの、心地よいこと不快なもの、大事なものそこまで大事でないもの。そういうものの区別をして、些細なことには影響されないように。

3)日々の小さな幸せを噛みしめて感謝する。 
娘はもう3歳8ヶ月だけれど、一瞬の間に大きくなったような感覚だし、これからもこういう成長の速度は変わらないのだと思う。彼女ともそうだけれど、他の大切な人たちとも、今の瞬間を共にできるのは今しかないから、一緒に食べるごはんとか、毎日のお風呂の時間とか、絵本の時間、一つ一つ、丁寧に、大事にする。

Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever. (Mahatma Gandhi)
来年もいろんなところを転々とする予定ですが、大切な人は大切にして関係を紡いでいけますように。