今朝は、私たちがオランダに来てから初めて気温が零度を下回っていた。
道路には霜が張っていた。もしかしたら、朝方に降った雪の残りだったのかも。
あっという間に冬が来て、いつの間にか日も短くなり、夕方の5時にはもう真っ暗。
日が短くなるとみんな早いうちにいそいそと帰っていくようになる(オランダで早く帰る、というのは本当に早い。みんな10時に出勤で5時にはオフィスを出ている人がほとんど・・・)
できるだけ早くお迎えに・・・と思いながらも、仕事が多いのと楽しいのとで私がオフィスを出るのは大抵6時過ぎ。そうすると帰り道はもう真っ暗。
帰り際、先週「小包が届いていたけどいなかったので、ここまで取りに来てください」というような趣旨の(もちろん手紙類はオランダ語なので、だいたい当てずっぽうで読む)手紙が届いていたのを思い出し、郵便局にとりにいく。
愛知からの小包だった。
家に帰って開けてみると、コーヒーと、あんこと、写真と、絵葉書と、手紙が入っている。
「(・・・)正解のない決断ばかりかと思います。出産経験のない私が何を言うこともできませんが、私は⚪︎⚪︎さんの決断を応援します。世界で一人は、味方がいます。忘れないでください。(・・・)オランダでもどこでも、お二人は、お二人の道を。」
はじめは私がおんぶやだっこをしながら歩き始めた道だったけれど、今では娘も立派に一人で歩き、手を繋いで、ゆっくりでも、少しづつ前に進んでいる。
たった二人だけれど、それでも二人。心細くなる時もあるけど、困った時は喜んで手を差し伸べてくれる人に囲まれている感覚もある。
しばらく会ってなくてもこうやって気にかけてくれ、こんなに離れた場所からでも支えてもらえること、改めて実感する。
http://www.nytimes.com/2013/
英語の記事だけれど、女性の「パートナー」がいることについて12歳の息子に告白する母親の話。話自体は正直共感できるところは多くないのだけれど、最後の一文が気に入っている。「Maybe, in the end, a modern family is just a more honest family.」
前例のない、正解のない道だけれど、自分に嘘をつかずに、難しいことから逃げずに、自分が正しいと思う道を歩んでいければいい、と思う。
今日は、シナモンとナツメグを使ったパンプキンスープを作って、明日の寒さに備えよう。