大学入ってすぐの頃、留学の相談に行ったら
「こんなスコアじゃ話にならない」って追い返されて
交換留学行く人はほとんどが帰国子女とかいう話を聞いて
諦めかけてた留学が
2年後の今、実現されて自分の手の中にあるなんて
嬉しいんだけどなんだか未だに信じられない気持ち。
オランダ留学を考えている人にいろいろと質問をもらったので、この機会にこの場を借りて整理してみようと思います。
オランダ留学、慶應で交換留学、そして留学のためTOEFL受験を考えている人に役立つようなことを書く・・・ように努力します(笑)
まず、何故オランダを選んだか。
だって麻薬合法でやり放題だもん。行くしかないっしょ!
っていうのはもちろん嘘で(笑)
1番の理由は、国際法を勉強したかったから。
国際法の父といわれるグロチウスはオランダ人で、
国際司法裁判所(ICJ)はハーグにあり、そのハーグは"the city of justice"(正義の街)と呼ばれています。
特に私が留学するライデン大学は法学部が有名で、各国から法学部の学生が集まります。
また特定の地域を枠組みとした法律としては極めて拘束力の強い特徴をもつEU法、
麻薬・売春・安楽死が合法というリベラルなオランダ法、
旧植民地のインドネシア法など
面白そうな授業(え、法学部じゃない人にとっては面白そうでもなんでもないって?)がたくさんあり、
いろいろな法を勉強することで広い視点を持ちたかったから。
2番目の理由は、オランダは非英語圏で英語が流暢な国NO2(NO1はノルウェーらしい)だから。
帰国子女でもなんでもない私は法律の英語での法律の授業についていけるか不安で
英語ネイティブの国でよくわからないまま法律の勉強をするよりは
しっかり理解して議論をしながら勉強する方がいいだろうと思ったからです。
ちなみにオランダ語を勉強するつもりは全くないです。ごめんなさいダッチさん。
それはオランダ人がほど100%英語を話せるからオランダ語の必要がないことと、
オランダ語の発音が面白い(funnyの方ね笑)から。喉いためそうな発音するんだもん笑。
でも、せっかくヨーロッパに行くっていうことで目下フランス語を勉強中です。
三番目に、オランダという国のリベラルな気風が好きになれそうだったから。
議論好きで合理主義で、ヨーロッパ特有の歯にもの着せぬ話し方をするオランダ人。
その証拠にオランダはゴッホ・フェルメール・レンブラントなど著名な画家をうみだしてきました。
ダッチデザインも有名で、家具とか見てたらすっごい素敵なのー。
大学の交換留学に応募する時は、
とにかくmotivation letter(志望理由書)を心血を注いで仕上げました。
大学に来ている留学生、友達、先生などいろんな人に何度も見てもらい
”これ以上良い文章は書けない”
って満足するまで推敲を重ねました。
また私の第一志望だったライデン大学に過去に留学していた人に連絡をとり、どのように書いたか聞きました。
構成としては
将来の夢→そのために今までやってきた活動→なぜ留学か→なぜライデン大学か→私を選ばないと後悔するで!
みたいな感じ。
将来の夢が具体的に決まってなくても、これを機会にひとつしぼって考えてみた方が書きやすいかなって思います。
あと英語、特にTOEFL の勉強の仕方。
reading100分、listening60分、(休憩10分)、speaking30分、writing60分
という鬼の集中力を必要とするこのテスト。曲者です。笑
120点満点なんですが、私60点もないんだけど・・・という人。
大丈夫です。
私も大学入学時は60点なかったから(それで”話にならない”って追い返されたんだけどね笑)
とにかくTOEFLの点数を伸ばしたいなら、
何度も受けて慣れること。
チョコレートとコーヒーを持って行って休憩時間にリラックスすること。
テスト前日は同じ時間に自分で模擬テストをして練習すること。
readingとlisteningが稼ぎどころ。
(writingとspeakingはいくら勉強してもそんなに点数が伸びない・・・と個人的には思います)
でも私はまず“話す”ことから始めました。
大学にいる留学生と仲良くなって
最初はほとんど聞いてるだけだったけど
自分の意見を伝えたいけど伝えられないもどかしさから
必死に勉強したなーって思います。
勉強法は人それぞれだと思いますが、
私の場合は
英語インテンシブクラス+外国語研究センターの授業でバランス良くreading listening writing speakingに重点を置いた授業をとったのと、
英語で映画をみてました。
これ、映画好きな人にはオススメ。
レベル1:”英語字幕日本語音声”で意味を理解する
レベル2:それができてきたら”英語字幕英語音声”で慣れる
レベル3:最後に英語音声オンリー
1本の映画でやれば効果があるっていうけど、
1本の映画をそんなに何回も観てもつまんないので笑、
私は映画の英語のレベルによって(スラングが多いものはわかりにくい)レベルを使い分けて普通に楽しんで観てました。笑
あと英語を書くときにオススメなのがこのサイト。
いろんな表現が載ってて便利です。
あと最近はeconomistとかBBC、CNNを読んだり聞いたりしてます。
英語の勉強にもなるし世界情勢も知れる(海外の学生と話していて世界情勢を知らないと馬鹿にされます笑)のでこれもオススメ。
TOEFLの参考書としては
barron's シリーズと
旺文社のTOEFL大戦略シリーズ
パソコンで使えるプログラムでは
Longman iBT prep
がオススメ。
とにかく何度も模擬テストで練習して慣れましょ。
あと周りの友達が帰国子女が多かったっていうのもモチベーション・刺激になりました。
だって、負けたくないじゃん。笑
自分が周りから刺激を受けられる環境に自ら身を置くのも、ひとつコツです。
何か質問があればコメントなりなんなりしてくれればできる限りで答えます。
最後に。
就職活動が遅れて不利になるから・・・
外国で一人で暮らすなんて不安だし・・・
英語できないし・・・
って躊躇してるあなた。
留学という、将来に大きく関わるチャンスを
つかむかつかまないかは、あなた次第。
準備をしたり大学を調べたりするだけでも勉強になります。
とりあえず、一歩ふみだして挑戦してみては?